三遠ネオフェニックスが
いる未来を選んで
いただけませんか?
2025年6月9日、株式会社フェニックスの代表取締役社長である岡村秀一郎氏が三遠ネオフェニックスの公式サイトでそう呼びかけています。
【豊橋市「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」の継続の賛否を問う住民投票について】というタイトルの記事。

あー豊橋市の新アリーナ問題!
そう!
お隣、豊橋市のことですけど、やっぱりちょっと気になるよね。
でもごめん!
正直、タイトルの通り「三遠ネオフェニックス」について~ではなく、豊川市で唯一の上場企業である「OSG」について記事を書こうかなーって…。
だけど、OSGを語る上ではやっぱり三遠ネオフェニックスも欠かせないし、そうなると新アリーナ問題も関わってくるか…。
よし、じゃあ全部書こう!ってね。



でもバスケ詳しかったっけ?
いやいや何言ってんの、
バリバリの
スラムダンク世代
ですよ?
左手はそえるだけ…


ごめん、実は全然知らない。
スラムダンクの連載が終了した1996年(!)から私のバスケット知識は更新されていません。



おいおい30年近く前かよ…
その事実に衝撃を受けるよね。
スラムダンクの後に始まったバスケット漫画、
- あひるの空
- 黒子のバスケ
- DEAR BOYS
これらも読まなかったからなー…。マジで全然分からん!
三遠ネオフェニックスについて
という、ほぼバスケ素人の私、豊川ガイド管理人が、三遠ネオフェニックスについて調べてみました。
とりあえずこの話題。
三遠ネオフェニックス
B1リーグ中地区
2大会連続優勝!
したらしい。



これはすごいこと?
まずね、バスケットボールのリーグ、「Bリーグ(B.LEAGUE)」ってのがあるの。
2016年9月に発足しています。
それまでは「bjリーグ」と「NBL」という2つの男子プロバスケットリーグが別々に存在していたんですが、「日本バスケットボール界全体の発展を阻んでいるのでは?」という指摘があり、両リーグを統合したんだって。



サッカーのJリーグはいつ出来たっけ?
1993年5月です。
Jリーグ発足から30年以上が経っています。
Jリーグ発足当時の名選手たち、
- 三浦知良(キングカズ)
- ラモス瑠偉
- 中山雅史
- 名波浩
- 柱谷哲二
- 井原正巳
- ジーコ
- ドゥンガ
- アルシンド
懐かしい…。
キングカズ、2025年の現在もなんと現役!誰しもが認めるスーパーレジェンドです。
今でこそワールドカップの常連国である日本ですが、その当時は、「ドーハの悲劇」でワールドカップに出場出来なかった過去もあります。
1998年のフランス大会で初出場を果たして以来、6大会連続でワールドカップに出場しています。



間違いなくレベル上がってるよね!
それは間違いないと思います!
ということはですよ?Bリーグが発足した今、
日本の
バスケットレベルは
間違いなく
上がっていく
と考えらえますよね。
で、話を元に戻すと、BリーグにはB1、B2、B3があって、上位2チームが昇格、下位2チームが降格するようになっているみたい。
ただ2026年にBリーグの改革があるんだって。



なるほど、そこで新アリーナ問題が出てくるのか!
どうやらそうみたい。
でもその話はちょっと待ってね。
とりあえず2025年現在では、B1に所属している三遠ネオフェニックス。
B1には全24チームあり、東地区、中地区、西地区で分かれて戦い、上位8チームがチャンピオンシップに進んでトーナメント。
2024-25シーズン、三遠ネオフェニックスは中地区で2大会連続優勝を果たして、チャンピオンシップに進みました。
そしてチャンピオンシップでも何と準決勝まで進んだそうです!!





え…すごくない?
ですよね!
しかもさ、Bリーグのサイトにあった「クラブ成績」ってのを見てみたの。
三遠ネオフェニックスの2024-25シーズンのクラブ成績。
スタッツ(項目) | 順位 | 試合平均 |
---|---|---|
得点 | 1位 | 90.8 |
アシスト | 1位 | 22.6 |
リバウンド | 2位 | 40.4 |
スティール | 5位 | 7.1 |
ブロック | 1位 | 3.9 |
3ポイント(成功率) | 1位 | 35.7% |



マジですごいやん!!
ビビるっしょ!
でもフリースローの成功率は悪くて最下位の24位だった(笑)
中地区優勝時のパレードもすんごい人だったみたいよ。
さて、そんな三遠ネオフェニックスの成り立ちをご存知でしょうか?



元々オーエスジーフェニックスでしょ?
お、よくご存知で。
そう、元々「オーエスジーフェニックス」だったんですが、2016年7月1日に「三遠ネオフェニックス」に変わりました。
調べてみたら、かなり歴史のあるチームだったみたい。
1965年
OSG
フェニックス
誕生
だってさ。



1965年!!!
めちゃくちゃ古いっしょ。
ウィキペディアによると、
- 1965年~2007年
オーエスジーフェニックス - 2007年~2008年
オーエスジーフェニックス東三河 - 2008年~2016年
浜松・東三河フェニックス - 2016年~
三遠ネオフェニックス
という具合にチーム名が変わっていったそうな。
いやそれにしても1965年って、昭和40年だよ?
「オバケのQ太郎」のアニメ放送が開始した年らしいよ…。
また、1965年は王貞治・長嶋茂雄の「ON時代」真っ只中、野球人気一強時代だったそうで、そんな時代にオーエスジーは何でバスケットチームを作ったんでしょう?
ChatGPTに聞いてみたら、
- 企業スポーツの時代だったから
・社員の健康増進・士気高揚
・採用や社内の一体感アップ
・対外的な企業イメージ向上
- バスケットは企業にとって始めやすい競技だった
・野球やサッカーと比べて初期費用が少ない。
→グラウンド不要。
→体育館とボールとゴールがあればOK。
・選手数が少ない(5人)ため、
少数精鋭での運営が可能。
・比較的怪我が少なく、
社員の業務に支障が出にくい。
- 愛知県であることも影響した?
・愛知県はもともと高校バスケの強豪県。
・高校卒業後に地元企業へ就職する選手も
多く、バスケ経験者が確保しやすかった。
・オーエスジーは地域密着型の企業としても
知られており、地域貢献の一環だったとも
考えられる。



なるほどね。そういう時代背景もあるのか。
実際はどうか分からないけど、何となく合ってそうな気がしない?
オーエスジー株式会社について
そんな時代からバスケットチームを持つ、豊川市の老舗企業「オーエスジー株式会社」について。
豊川市民の88.1%(超適当)は、少なくともその会社名は知っていると思います。



色んなところで目にするよねぇ?
そうですね。
最近では、豊川公園庭球場のネーミングライツパートナーになってたました。
オーエスジー
ドリームコート



あー!そういえばそうか!!
改めて、オーエスジーの会社概要はこんな感じ。
企業詳細
会社名 | オーエスジー株式会社 |
郵便番号 | 442-8543 |
所在地 | 愛知県豊川市本野ケ原3丁目22 |
TEL | 0533-82-1111 |
代表者 | 代表取締役会長:石川則男氏 代表取締役社長:大沢伸朗氏 |
資本金 | 130億4400万円 |
設立 | 1938年3月26日 |
事業内容 | 切削工具、転造工具、測定工具 工作機械、機械部品の製造販売、 工具の輸入販売 |
従業員数 | 連結:7,674名 単独:1,873名 |
関連リンク | ・公式サイト |
■ オーエスジー本社
グーグルマップ<地図>



資本金130億円ってヤバー!
だよね。
そして今回の記事で、実は一番伝えたいことがこれ!
オーエスジーは
豊川市に本社を置く
唯一の
上場企業
なんです。
しかも東証(東京証券取引所)の「プライム市場」に上場してんだよ?



プライムは最上位の市場だね。
しかもだよ、東京証券取引所プライム・スタンダード・グロースに上場している企業のうち、資本金100億円を超える企業は全体の約10〜15%程度なんだって。
つまりだよ、オーエスジーは上場企業の中でも上位1〜2割に入る規模感ってこと。



ちょっと採用試験受けてくる…。
いやでもホントそうなるよね。
例えば全国の市区町村数は約1,700で、プライム市場の上場企業数は約1,600社前後なんですね。
でも当然、東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市に集中しているため、プライム市場の企業が本社を置いている市区町村数はおおよそ300~400らしい。
つまり、プライム市場に上場している企業の本社が「ない」市区町村が圧倒的に多いけど、豊川市にはオーエスジーという会社がある。



もうちょっと誇ってもいいってこと?
もちろん!!
しかもこのオーエスジーは、世界シェアトップクラスの切削工具メーカーなんだって。
切削工具というのは、金属や素材を加工して部品を作るための「ドリル」「タップ」「エンドミル」などの工具のこと。
そして切削工具は、自動車・航空機・医療機器など、精密部品の製造には不可欠な工具である。
ちなみにオーエスジーは、特に「タップ」の分野では世界トップシェアらしい。



何か…ゴールドラッシュの「つるはし」みたいな?
あーなるほど、確かにそうかもしれん。
ゴールドラッシュで、金を掘る人より、金を掘るための道具(つるはしやシャベルなど)を売った人が儲かったって話ね。
自動車だろうが航空機だろうが、他にも医療機器にスマホも、あらゆる製品の部品は切削工具で加工されています。
その切削工具メーカーであるオーエスジーは、まさに日本の基幹産業である“ものづくり”を根底から支える企業なのである!
豊橋市の新アリーナ問題について
さて、そんな豊川市を代表する企業であるオーエスジーは、2025年現在においても三遠ネオフェニックスのトップバートナーを担っている。



そりゃあ我が子のようなものだよね。
そういう感覚もあると思います。
オーエスジーにとって我が子のような三遠ネオフェニックスは、2025年7月20日に大きな転換点を迎えることになる。



何かある?予言でもあった?
それは2025年7月5日かな…。
じゃなくて。
新アリーナ問題
住民投票の日
ってわけ。



アリーナ問題ね!!
そう。
新アリーナ問題について、私は豊川市民のため今回の住民投票には参加できません。
でも同じ東三河だし、やっぱり気になってます!
外部からの意見であることは重々承知の上で、あくまで私の個人的な見解を書かせて頂きます。
あしからず、ご容赦ください。
対岸の火事を見るがごとく、好き放題書きます!
まず、私は…
豊川市民として
新アリーナ
賛成派です!
ので、反対されている方のお気持ちを少しでもざわつかせてしまったとしたら、ごめんなさい。
ただ、投票券も何もない「豊川市民として」です。
2025年6月20日、東愛知新聞からこんなタイトルの記事が出ました。
豊橋の新アリーナが
建設できなければ
豊川へ影響も
定例記者会見にて、豊川市の竹本市長が「アリーナができれば、イベント開催時に豊川市への回遊効果が期待できる」と言ったそうな。



つまり?
つまり、我らが豊川市長もバリバリの賛成派です。
そして私は、この豊川市の利益を優先に考える「豊川市本位」の考え方は結構好きである。
トランプ氏の「アメリカファースト」に倣い、豊川市長の姿勢は「豊川市ファースト」と言える…と思いますが、いかがでしょう?
いやもちろんね、豊川市長の発言は単なる「おこぼれ期待」ではなく、東三河全体の発展を見据えた前向きな地域連携の姿勢だと思いますよ。



実際、どう思うわけ?
豊川市長も言うように、豊橋市に新アリーナが出来ることで間違いなく豊川市にプラスの影響が出るでしょ?
まぁおこぼれ期待ですよね…。



おいっ(笑)
それはそれとして、やっぱり気になるのが三遠ネオフェニックスが「B.LEAGUE PREMIER(新・B1)」に参入出来るかどうかです。
私は今まで、ほとんどスポーツの応援に行ったことがない。
同じ愛知県だから何となく中日ドラゴンズ(本拠地:名古屋市)や名古屋グランパス(本拠地:豊田市)を応援しているけど、私にとってはイマイチ地元感はない。
もしこれが、「本拠地:豊橋市」ならどうでしょう?



そりゃあ同じ東三河だし?
そう、同じ東三河であること。
私は豊川市民ですが、やっぱり東三河の豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市は「地元」という感じがする。
愛知県以外の方に「出身は愛知県だよ」と話して、「ああ、名古屋?」と言われた時、すんなりと受け入れられるでしょうか?



何て言うの?
私はそれを受け入れられず「いや、豊橋の方だよ」と返します。
私にとって名古屋は地元ではない。豊橋の方、つまり、東三河が地元なのだ。



豊川市とは言わんのかい(笑)
さすがに伝わらんかなと思いまして…。
その地元である東三河に、現B1リーグのチーム「三遠ネオフェニックス」がいます。



ずっと前からいるけどね…
そうなのよ。
ずっと前からいるんですが、私は全く興味がなかったです。
そんな私でさえ、三遠ネオフェニックスがどういう未来を辿るのかが気になっている。
もちろん新アリーナの問題が浮上したからってのもあるでしょう。
それだけではなく中地区で連覇を達成したこと、ブースターの存在、普段の活動、そしてオーエスジーの存在も含めて、要は凄まじい勢いで三遠ネオフェニックスの影響力が拡大しているんだと思います。
もしこの先、三遠ネオフェニックスが東三河という地元で、新Bリーグの最高ランクである「B.LEAGUE PREMIER(新B1)」に参入出来たらどうでしょう?
間違いなく地元は盛り上がると思います。
実は最近、数十年ぶりにスポーツ観戦しに行ったんですよ。
中日対阪神戦を見に、ナゴヤドームへ。
2007年に日本シリーズを制覇した時から、私の「中日データ」はアップデートされてませんし、中日の応援もナゴヤ球場時代に一度行って以来、本当に久しぶりでした。



で、どうだったの?
それがさ、思いのほか良かったの。
すごい一体感がありますね!びっくりした!


テレビで見るのとは本当に大違いですね!
なるほど、スポーツチームが地元にあるってのは、やはり活力が生まれるんだなと思いました。
豊橋市だけではなく、東三河全体の一体感が生まれる気がするんです。
今、東三河全体に一体感があるイベントって…何かあります?
愛知県内でも屈指の年間観光客数を誇る豊川稲荷の初詣は、当然豊川市中心ですよね。
豊橋祭りは、もちろん豊橋市が中心。
花火やお祭りって、基本的にはその市の単独イベントじゃないですか。
三遠ネオフェニックスが「B.LEAGUE PREMIER(新B1)」に参入出来たら、「スポーツ」を旗印に、東三河が一つになる!



おお、その可能性はあるかもね!
行政レベルでは難しい「地域連携」が、スポーツを通じて実現するかもしれません!!
今までになかった「東三河全体の盛り上がり」が本気で期待出来るんじゃないでしょうか。
- もし三遠ネオフェニックスが弱小チームだったら、あっけなく建設中止だったかもしれません。
- もしBリーグの改革が行われず、今まで通りであれば、やはり一旦延期、もしくは白紙に戻っていたかもしれません。
- もしこれが10年前なら、「新アリーナを求める会Neo」の代表、小林佳雄氏がおっしゃるような映像の技術が、まだ弱かったかもしれません。
- もし豊橋球場(野球場)、武道館、テニスコートなどがまだ新しく、老朽化していないのであれば、そもそもこの話自体なかったかもしれません。



全てのタイミングが揃った?
何となくね、私はそう思っちゃう。
反対意見の中に、教育や福祉、医療へもっと予算を割くべきとの意見もあるそうです。
でも私は、新アリーナを作ること、野球場や武道館を新しくすることはまさに教育の一環だと思います。
そしてスポーツへの取り組みは、予防福祉、予防医療に繋がるんじゃないでしょうか。



「市民の健康づくりの場」ってことね。
それそれ!
つまりさ、快適にスポーツや運動が出来る場所があると、ひいては医療費の削減にも繋がる可能性があるってことでしょ?
また、絶賛老朽化中の豊橋球場や武道館などの施設は、どのみち近い将来建て替えしなければならないレベルなのであれば、一気にやっちゃった方がいいと思う!
それに新アリーナが出来れば、今まで来たことないアーティストがコンサートを開催してくれるかも!



ミセスグリーンアップルも来る?
かもね!可能性ゼロじゃないでしょ。
あとは予算の問題とか?
正直ね、予算のことは全く分からないです。
ただ、確かに大きなプロジェクトで、それ相応の予算が使われると思うけど、さすがに財政破綻を引き起こすような予算の組み方はしていないと思うの。



そりゃそうでしょ。
それとね、政治的なこともよく分からないです。
本当に何も分かってない、ただの一般市民です。
だから色んな事情を知っている方からすると、とても稚拙な賛成理由に聞こえますよね。
しかも部外者の豊川市民がごちゃごちゃ言うんじゃない!って思うのも当然。
でもですね、同じ東三河に住むものとして、東三河全体が発展し、素晴らしい地域になってほしいなとは思っています。
豊橋市民の皆様がどんな選択をされるのか、住民投票の結果、今後の豊川市、東三河全体がどのように変わっていくのか、はてさて。
2025年7月20日が、東三河の運命を決める日になるかもしれませんね!